飲食店においしいお店とまずいお店があるように投資顧問においても投資助言の質は各社でバラバラ。飲食店と比較するのもどうかと思うのですが、せっかくサービスを利用するのでしたらサービスの質が高い投資顧問を選べたら言うことないですよね。
実はこの投資顧問選びにおいて欠かせないのが優れた顧問にはどんな特徴があり、ダメな顧問にはどんな特徴があるのかを把握することです。これさえ把握できれば飲食店でいうまずいお店のような外れ顧問と契約をすることはまずありません。
そこでこのページでは優良な会社とダメな会社で大きく異なる5つのポイントについて見てみましょう。
優良業者とダメ会社の5つの違い
まずはじめにきちんとしたサービスを提供している優良な投資顧問とダメな投資顧問では何がどう違うのかを一覧にして比較してみました。比較項目 | 優良会社 | ダメ顧問 |
---|---|---|
登録資格 | あり | 無し |
アナリスト | 優秀 | 無能 |
電話対応 | 丁寧 | 最悪 |
利用料金 | 適正 | 割高 |
無料期間 | あり | 無し |
ここで取り上げた5つの比較項目は優良な投資顧問とダメな投資顧問ではどのように変わるのかについて考えてみます。
投資顧問業登録の有無
優良な会社とダメな会社を比較する際にまず鍵を握るのが、この見出しにあるように投資顧問業登録の有無です。どうしてこの登録の有無が重要になるかというと投資顧問業は登録型のビジネスなので、末登録業者は全て非合法会社だからです。つまり、いかに安い料金で最高のサービスを提供している投資顧問であっても許認可がなければ、サービスの価格が割高な有登録業者に劣るのです。
それにそもそもの話になりますが、許認可を得ていない投資顧問会社にはそれだけの理由があります。一例としては・・・・
- 供託金500万円を集められない
- 財務局が定める認可基準を満たせていない
- 金商法を知らない経営者が運営している
どれもかなりやばいですよね。末登録業者にありがちな背景を考えると許認可を受けている会社は受けていない会社と比較すると段違いに良い会社のように思えないでしょうか。
アナリストの質
次に取り上げる良質な会社とダメな会社の比較ポイントはアナリストの質。どうしてこのアナリストの質が重要かと言いますと、投資助言サービスの質を決めるのはアナリストだからです。そもそもこのアナリストというのは、銘柄の発掘から今後の相場予測までを行う、投資顧問サービスの命運を握る存在です。アナリストの質が低い会社というのは当然、銘柄の発掘能力も相場予測も低いので、投資助言の質もいまいち。
その一方で質の高いアナリストが在職する会社はというと、当然いまいちなアナリストしかいない会社と比較すると銘柄の的中率は断然高いです。このことを考えると投資顧問会社と契約をする際には候補となる企業のアナリストの経歴等を比較することをおすすめします。
比較で分かる電話対応
ダメな会社と良い投資顧問を比較する際のポイントになる電話サービスです。良質な投資顧問会社の場合は、きちんと社員教育が行き届いているので、電話応対者の対応が丁寧です。その一方で3流の投資顧問会社はというと、電話応対がずさんであるだけではなく、営業をかけてきます。私自身無料会員になった東京都内に所在を置く評判がいまひとつな投資顧問会社は2日おきに電話をかけてきて、有料プランへの加入を促してきました。
管理人自身非常に迷惑に感じたので、「もう電話しないでくれ!」と担当者に強くいったところ、ようやく電話がかかってこなくなりました。
その一方で私が過去に契約をした利用者の評判が非常に高かった投資顧問会社は、一切営業電話をかけてきませんでした。それにこちらからサービスの疑問点の説明を求める電話をしたところ、こちらの電話代を気にかけてくれて、折り返し対応までしてくれました。
肝心の電話応対に関しても丁寧にこちらの疑問に答えてくれたので、本当に信頼できるなと思いました。電話対応が良いからと言って100%良い投資顧問であるとは言えませんが、全般的に優良な会社はダメな会社と比較すると格段に電話応対がしっかりしています。
この点を考えると電話応対の丁寧さや営業トークの有無に関してはチェックしたいですね。
利用料金の違い
次に取り上げる優良な会社とダメな会社の比較ポイントになるのが利用料金です。どうしてこの利用料金がポイントになるかというと悪徳な投資顧問会社は良質な会社と比較すると料金が割高な傾向があるからです。一見すると投資顧問サービスは時計やお寿司と同じように値段に応じて品質が上がるように感じますが、これは投資顧問には該当しません。
現に管理人が利用した経験がある銘柄の的中率が8割を超える投資顧問は月額の料金はで3万円以下であり、その金額は他社の半額未満。その一方で月に20万円近い料金を求めてくる投資顧問の多くは銘柄の的中率が非常に低い、悪徳な会社であるケースが多いです。
このように料金とアドバイスの質にはあまり関係がない以上、他社と比較して明らかに料金が高い投資顧問会社は警戒することをおすすめします。 ちなみに1つの目安としては月額の顧問料が7万円を超える会社は管理人の感覚値として高い気がします。
無料期間の有無
投資顧問の良し悪しを比較する際に必ずチェックしたいのが無料期間の有無。どうしてこの無料期間が大事になるかというと、本質的に投資顧問サービスの利用には大損をするリスクがあるからです。なぜなら、投資顧問のサービスというのは、時計や車と違ってお金を払って実物が残る類のサービスではありません。それに投資顧問会社は自社の推奨した銘柄が外れたとしても原則としてその責任を取りませんし、返金等の処理をすることはありません。
つまり、投資顧問の有料サービスの利用というのは儲かるのかどうかが分からない案件に関してお金を張ることになるのです。これって相当勇気がいりますよね。
この点を考えると有料プランに無料期間を設けてくれて、お金を払う前にサービスの質を品定めができる環境があるのはありがたいと思わないでしょうか。それにサービスの単価に関わらず無料期間の配置は自社サービスへの自信の表れの意味合いもある以上、無料期間がある会社は無料期間を設けない会社と比較すると格段に信頼がおけます。
5つの比較項目のまとめ
このページでは良質な投資顧問とダメな顧問を比較する際に注目しておきたい主な5つの比較項目についてまとめてきました。この5つの比較項目の詳細については既に取り上げましたが、ここまでの内容のおさらいもこめて改めて5つの比較項目を一覧にしてみました。- 登録資格の有無
- アナリストの質や経歴
- 電話対応の丁寧さ
- 利用料金の割高さ
- 無料期間の有無
この5つを念頭に複数の投資顧問を比較すれば、明らかにやばい会社と契約をするリスクが劇的に下がります。